今朝のNHKのテレビ番組で、ハリケーンにより被災したニューオリンズのレストランオーナーがお世話になった地元の人たちに「少しでも元気になってもらいたい」との思いから炊き出しをしていると報道していました。
このニュースを見て思ったことは、もともと
『レストラン(restaurant)』はフランス語で
『元気を回復させる』という意味から取られたものなので、正に
『レストランがレストランをする』を実践したということですね。
その「レストラン」のルーツをたどると、1765年にパリの飲食店の店主、ブーランジェがホワイトソースに羊の足を入れた大衆向けの煮込みのポタージュを作り、体力を回復させる滋養に富んだ食事を提供したことから、
『レストラン(restaurant)』と命名したそうです。
1782年には、プロヴァンス伯爵(後のルイ18世)の元料理人ボーヴィリエは、パリに世界で始めてメニューを作り、お客さんに示したことで有名になったそうです。
それから、1786年のフランス革命後に美味しい料理のできる飲食店を「レストラン」と呼ぶようになり広まっていったのだそうです。
元をたどれば、一人でも多くの人に元気になってもらいたいとの願いから生まれた「レストラン」は、お腹も心も満足する
『癒しの場』といってもいいですね。