先日、「買いたい心書」(著者:志村ゆう)という本を読みました。
あの杉田玄白の書いた
「解体新書」ではなく、人を買いたい気持ちにさせる心の書である
「買いたい心書」です。
ユーモアやオヤジギャグ大好きな私としては感性に
ピッピッとくる一冊で、笑いを交えながらマーケティングの真髄を感性で語っている本です。
本の一節を引用するとこんなくだりがあります。
「これまでのセールステクニックをいまだに使っている人がいます。買いたい心書では、これを
『理由なき販売』といいます。・・・・・・・・・(中略)
売りたい理由をいくら伝えても相手は関心がありませんし、買ってくれません。情報発信したらどうでしょうか。・・・・・・・・・・・(後略)」
この中で、ジェームズ・ディーンの映画
「理由なき反抗」をもじった
『理由なき販売』という言葉を使うところに感性の高さを感じますが、それ以上に
「売りたい」という発想から
「どうしたら買いたくなるか」を考えるという視点を持つかが重要であることを言っているところがものすごく奥が深い言葉だと思います。
blogを書いている人は情報発信をしているわけですから、大なり小なりこのような考え方があるのではないかと思います。
もちろん個人的な趣味で書いていることなのでそうではないという方も当然見えるとは思いますが、実は、私自身が
「売りのメッセージでは相手に本当の気持ちが届かない」ということを痛切に感じている一人で、このblogをはじめようと思ったのもそのことがきっかけになっています。
もうひとつ本の一節を引用するとこんなくだりがあります。
「心をつかむ情報収集ができない店は価値がないと思われてもしかたありません。相手が求めるのはセンスではありません。真実というデータです。・・・・・・・(後略)」
この言葉も奥が深く、感性に響くと同時に心に何かが突き刺さる思いもします。
「マツヤマも価値がない店と言われないように頑張らねば・・・・・・・・・・!」