心理学で
「ラポール」という言葉があります。
「ラポール」はフランス語で
「橋を架ける」という意味で、人と人との間が和やかな心で通い合っている状態のことをいうそうです。
人は自分と似た人を見ると安心感や信頼感を抱きやすいと言われています。
それは、同じ学校や故郷の出身というだけで親しみが湧くのと同じなのかもしれません。
服装は人の行動や心理に大きな影響を与えると言われていますが、心理学では
ユニフォーム効果あるいはドレス効果と言われるものがあります。
制服を見るとその人の人格に結びつけて考える現象のことを言いますが、例えば丈の長い白衣を着ている人は医療に携わる優秀な人だとか、警察官は真面目で怖いイメージというような印象を受けやすいのだそうです。
ユニフォームを着用することは、他人から見られるイメージ通りの立居振舞を期待されているということかもしれませんが、ユニフォームを着用する人たちにとっては、
仲間同士が同じ服装をして共通した繋がりの部分を感じ、心と心に橋を架ける「ラポール」が築かれていくきっかけになるかもしれません。
コミュニケーションをするには相手が自分に対して心が開かれていないとできないことですが、相手が心を開いて安心感や信頼感があることをラポールといい、
コミュニケーションにおいてはいろいろな要素を相手に合わせるとスムーズにいき、姿勢や話し方や感情など相手に合わせる要素が多いほどラポールが築きやすくなると言われています。

コミュニケーションを取る際に有効になるのが先のユニフォーム効果で、「〇〇っぽく見える装い」として「優しそうに見える」「親切そうに見える」「信頼できそうに見える」など、そんな
気持ちをうまく伝えるツールとして「〇〇っぽく見える装い」があるとラポールが築きやすい環境ができるかもしれませんね(^_-)