ユニフォーム屋が見聞きした世の中の出来事やユニフォーム屋が語るよもやま話やユニフォーム屋だからやっぱりユニフォームに関する話題を気ままに語っています。
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集中力を高める“色”
 少し前の著書で『イロハ ソニー』という本がありますが、その本を読んで改めて色の持つ意味を再認識しました。

 その本にあるコラムの中で、こんなものがあります。
 『最近の研究で「青」という色が私たちの集中力を高めることがわかっており、陸上競技のトラックを青色にするグランドが増えているという。
実験によると、“濃い青色”のコースで走った場合、“れんが色”のコースに比べて目標(ゴール)を注視する割合が15%上がり、タイムもアップするそうだ。
つまり青は目標に対して集中力を最も持続させてくれる色、それゆえ集中力が重要なピッチャーにとっては、ストライクを取りやすい色になる。
茶色のミットでは41%のストライク率も青色のミットにすると50%増加するという。』


 このコラムを読んで思ったのですが、以前ですと街で見かける看板は極彩色の黄色とかの目を引く色のものが目立っていたような気がしていましたが最近では、ネービーやブルーのシックな色が多いように感じます。
 また、売れている商品でも青色系の商品は多く、『売れる色の法則』という著書の中にも、ロッテの「クールミントガム」やライオンの「バファリン」やアサヒビールの「プライムタイム」などの事例が紹介されていました。

 また、『イロハ ソニー』の著書の中で、フランス文学者の鹿島茂さんがこんなことを言っています。
 『原則的にフランスで、いい色とされるのは青。青は高貴で純粋な色。トリコロールの国旗にもなっているし、実は聖母マリアの色でもある。』
(中略)
『十九世紀まで青はラピスラズリという石を砕いて染めなければならなかったため、染色に手間と時間を要したわけで、貴族や王族の着物だったんです。
十九世紀も後期になって藍染めが登場して、ようやく青という色が一般民衆にも拡がった。
要するにインディゴね。デニムは藍で染めるでしょ。デニムはフランス南部のニームという町で生まれたんですよ。
フランス語で“ニームの生地”という意味のトワール・ドゥ・ニームがデニムと呼ばれることになったんです。』


 ちなみに、デニムの産地ニーム出身のユダヤ系フランス人、レヴィ・ストロース(Levi Straus)は後に、米国でリーバイス(Levi’s)を創業したのだそうです。
 「聖母マリアは白ではなく青であったこと」、そして「デニムの語源が“ニームの生地”にあったこと」は意外な発見でした。

 後で知ったのですがそのことは、『青の歴史』という著書にも書かれていました。
 その本によると、もう一つ興味深い事が書かれています。
 『フランスでは19世紀後半にいくつかの制服で、それまでの黒の代わりにマリンブルーが使われ始める。最初は控えめであったこの変化は第一次世界大戦以後一般化し、水夫と軍人だけでなく憲兵・警察官・郵便配達員・消防士その他の職種の人たちに広がった。その後、民間人の男女もマリンブルーを着るようになった。』
 そうした記述がありましたが、今のユニフォームの流れにも通じることで、ネイビーやブルーは今でも定番色としてオフィスウエア・ワーキングウエア・サービスウエアなどあらゆる職種のユニフォームに使われ、売れ筋のカラーとなっていますが、それは人のもつ感覚的なものとして「集中力を高める」ということを実感しているからなのかもしれません。

 余談ですが、私どもの会社も昔からブルーをコーポレートカラーにしていました。
 名古屋で商売をさせていただいている関係から、ドラゴンズカラーを意識したのか、単に先々代が青色好きだったのかは定かではありませんが、ひょっとしたら高貴な色の“青”としての存在、そして集中力を高め効率のよい営みをもたらしてくれる“青”の力を知っていたのかもしれません。
 ただ、コーポレートカラーと言っても、今までに“青”のトーンも少しずつ変化してきていますが、今年は少し深みのある“青”をモチーフにしています。
 参考までに、こんな感じです。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
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by my-uni | 2007-05-01 18:21 | ひとり言
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