ユニフォーム屋が見聞きした世の中の出来事やユニフォーム屋が語るよもやま話やユニフォーム屋だからやっぱりユニフォームに関する話題を気ままに語っています。
by my-uni
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妄想して発想を広げると・・・
イメージトレーニングという言葉をよく耳にしますが、イメージ遊びというか思考の擬似体験というか、とにかくイメージを膨らませて妄想するのが好きで時々妄想にふけっています。

妄想とは根拠なくあれこれと想像することをいいますが、具体的な根拠に基づいてイメージを広げていくとどうしても思考の範囲を狭めてしまうのでできるかどうかの根拠がなくても想像を膨らませる妄想は時に発想を広げる有効な手段になるのではないかと思います。

擬似体験としてイメージの中でこうなったらいいなということをできるかできないかは別にして妄想していくわけですが、妄想の中で仮に失敗したとしても、損失につながることも恥をかくこともありませんので、バーチャルな世界でゲームを楽しむ感覚と似ているのかもしれませんね?

ただ妄想(もうそう)しすぎると暴走(ぼうそう)して、方向性を見失って迷走(めいそう)することもありますので、そうならないように注意することも必要なのかもしれませんね(*^o^*)

4月にリニューアルオープンしました今池店のショップコンセプトを考える際にも、当初妄想しすぎたきらいがあったようで、会社の中で浮いてしまったこともありましたが、何とかスタッフとのコンセンサスもとれてオープンすることができました。

当初、販売スタッフには『ユニフォームを販売するお店ではなく、心を伝えて、その心を形にするお手伝いをするお店だ』と唐突に言ってしまったものですから「何言ってんだ〜」と思われたのも無理もないことですが、妄想の中に入り込んでいた私としてはごく普通の言葉で話したつもりでも、妄想のプロセスを知らなかったスタッフには異次元の世界に聞こえたかもしれませんね?

大切にしている想いや心は妄想しているがごとく、自分一人の中に留めていては相手には伝わりませんし、「みんな私の気持ち(心)をわかって!」と心の中で叫んでも、具体的な言葉や形にして伝えていかないことにはなかなか伝わっていかないものです。
ただ、あからさまに「私の大切にしている心は◯◯です」と言ってしまうと聞いている相手は引いてしまうかもしれませんので、そこはさりげなくメッセージにしたり、形としてビジュアルで表現すると自然と心に入ってきて大切にしている心が伝わっていくのではないでしょうか?

皆さんも大切にしている方にご自身が大切にしている心をさりげなく伝えて、その想いや心を共有してみてはいかがでしょうか?

きっとお互いの間に深い絆が生まれますよ!
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by my-uni | 2013-07-29 18:19 | 伝わりますか?
行動の目的って何?
人が行動を起こす場合に何かの目的を持って行動しているのが普通だと思います。
人に限らず動物でもお腹が空けば空腹を満たすことを目的として狩をしたりエサをとったりしています。

ただ、動物の場合には人間と違い本能的な行動をとる場合がほとんどで、空腹を満たすという目的を達成すればそれ以上不必要にエサをとることはないと思います。
しかし、人間の場合は本来の目的とは違った行動をとってしまうことがあるようです。

こんな話があります。
水が非常に貴重な砂漠地帯から来た人がひねると水が出る蛇口を見て、土産にしたいと言ったそうです。
蛇口をひねれば水が出る様を見て魔法のようだと思い、蛇口こそがその魔法を実現してくれると、蛇口を欲しがったという話です。


表面的に見えている現象を捉えてそれさえ手に入れば目的が達成されたように思い込んでしまうことはよくあることで、日常的な出来事の中でもそんな場面にしばしば出会います。

例えば興味がある本を買ってきても本を買ったことで目的が達成されたかのように思ってしまって本を読まずにそのままになってしまっていることはないでしょうか?
あるいは便利に使えそうなキッチングッツを見つけて、これがあれば色々な料理が作れるとイメージが膨らみ、つい衝動買いしてしまったけれども、結局ほとんど使わないまま引き出しの奥の方にしまいこんでしまっているものはないでしょうか?

人間は結構忘れっぽい生き物のようで「何のために(何の目的で)その行動をしているのか」をいつも意識していないと本末転倒な結果を招いてしまうことがあるようです。

お仕事をする際に着用するユニフォームにも本来の目的というのもがあります。
お仕事をするモードに気持ちを切り替えるためのヤル気スイッチと捉えることもできますが、スタッフ全員が心を一つにして大切にしている想いを伝えるのに相応しい装いに変身して、ドラマや映画の主人公のようにその役を演じるというように捉えることもできるんじゃないかと思います。

ただ、表面だけをつくろっても行動を起こさなければ人形やフィギアと同じになってしまいますので、大切にしている想いを込めた装いをしてその想いを伝えることを目的として行動をすることが大切になってくるんだと思います。

そんな風にモノの中に行動する意味を落とし込んでいくと「何のために(何の目的で)その行動をしているのか」という行動の目的がハッキリとしてきて、そのモノを身に付けたり意識したりすることで行動の目的を再確認できるのではないでしょうか?

大切にしている想いは人によって違うと思いますが、大切にしている想いや心を形にした装いで、大切な想いや心を伝える行動をいつも意識をしてお仕事してみるのもいいかもしれませんね?
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by my-uni | 2013-05-25 16:15 | 伝わりますか?
言葉は酸素に似ている?
「酸素と水素は燃えるもの、それがくっついた水は燃えないのは二つのものがくっついて別物になるためだ」ということを何かの本で読んだことがあります。

酸素は他のものと結びつきやすい性質を持っているそうで、他のものと結びつくときにかなりの熱を出して燃える性質があるそうです。
ところが酸素どうしは結びつくことができないそうで酸素だけがあっても熱も光も出ずに燃えないのだそうです。

ところで、4月10日からリニューアルオープンする今池店の看板のデザインを最終的に決めていく大詰めの作業を今行っているところですが、ここ最近思うことは、先の「酸素」というのは「言葉」と似ているなと感じるようになりました。

酸素と水素で水が生まれるように、広告のデザインの世界では画像と言葉とがマッチングして新たに別のものが誕生するとも言われています。
画像だけでも、言葉だけでもメッセージは伝わりますが、それらがくっついたときに別の意味を持つ、それが良いデザインになっていくのだということです。

言葉はメッセージをストレートに表現しますが、言葉だけがいっぱい並んでしまうと、読みづらくなって本来伝えたいメッセージが伝わっていかない。
かと言って言葉を減らしすぎてしまうと意味が伝わっていかないということもあり、言葉は「酸素」のようにそれだけでは燃えないが他のものとくっつくと燃えたり別ものに生まれ変わることができるということを感じている今日この頃です。

大切にしている『心』をウエアやグッツで表現した『○○の心を伝える』装いで大切な心を伝え、大切にしている想いを届ける言葉を添えてプリントや刺繍で表現して、普段なかなか口にすることのない想いや心をメッセージにして伝えるということをイメージしてこんな看板を考えていますがいかがでしょうか?
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by my-uni | 2013-03-30 16:41 | 伝わりますか?
居心地のよい場所
先日、お昼時に食事をしていてチョッと残念なことがありました。
食事が終わって爪楊枝を使っていたときに店員さんがきて「お下げしてもよろしいでしょうか」といってサッと器を持っていってしまいました。
近くにいた別のお客さんが食べ終わってからしばらく経っていたのでその器を下げにきたついでに、私のところにも来て一緒に持っていったという流れがあったわけですが、食べ終わって直というあまりにも絶妙?なタイミングで、しかも爪楊枝を使っていたので使い終わった爪楊枝をどうしようと一瞬思いましたが、イヤとは言えず首を縦に振ってしまい器は下げられました。
自分の前に器がなくなると何か自分の居場所がなくなった気がして落ち着かなくなり、使っていた爪楊枝は紙ナフキンに包んでその場に置いて店を出ました。

それから少し経ったある時、本屋さんでふと手に取った本にこんな事が書かれているのを見て、あのときの昼食時の出来事が思い出されました。

そこに書かれていた言葉とは、「スターバックスは長居するお客様を追い出さない」と言うものです。
その本は『ミッション』というタイトルの本で元スターバックスCEOの岩田松雄さんが書かれた著書です。
その著書の中で岩田さんは、「スターバックスは、人々においしいコーヒーと居心地のよい環境を提供することを通じて、人々の心に活力と栄養を与えることが使命である」といっています。
また、「人々の心を豊で活力あるものにするためにコーヒーを売っている。つまり、コーヒーが手段で、人々の心の豊かさ、活力が目的。」ともいっています。

これはスターバックスのカリスマ経営者のハワード・シュルツ氏が掲げるスターバックスのミッションであるそうですが、そこで改めてハワード・シュルツ氏の書いた『スターバックス再生物語』を読んでみました。

『コーヒー会社のマーケティング責任者としてイタリアへ出張したとき、カップ一杯のコーヒーを楽しむだけで、人々とつながり、コミュニティを築くことができる力に魅了された。バリスタと呼ばれるイタリアの上品な紳士が、まるでなじみの客であるかのよう「おはよう」ときさくに声をかけてくる。優雅に正確な動きでコーヒー豆を挽き、ミルクを泡立て、エスプレッソを抽出し、カプチーノを作り、店にいる誰もが知り合いのように言葉を交わす日常的な光景を見て、これは仕事ではない、情熱をかたむけているのだ。ここはただのコーヒーを飲んで一休みする場所ではない、劇場だ、ここにいること自体が素晴らしい体験になるのだ。』

ハワード・シュルツ氏は著書の中でスターバックスのミッションの原点をこのように語っています。

こうした出来事が背景にあってミッションが生まれ、それが「人々においしいコーヒーと居心地のよい環境を提供することを通じて、人々の心に活力と栄養を与えることが使命である」というように価値観が明確に打ち出されて、それを皆で共有して各自がその価値観に照らして日常の仕事の中で実践しているところがスターバックスの繁盛店としての秘訣であるということでしょうか?

スターバックスには接客マニュアルがなく、その代わりに『グリーンエプロンブック』という5つのルールがあるそうです。

歓迎する
心を込めて
豊富な知識を蓄える
思いやりを持つ
参加する


この5つのルールに照らし合わせて、自ら考え行動することで、あの素敵な笑顔と心のこもった接客で、何時間でもいられる「居心地のよい場所」を作っているということは、その根底にあるゆるぎないミッションの存在があるからこそではないかと思います。

スターバックスといえば、あの親しみのあるグリーの色合いの「グリーンエプロン」を着用したバリスタの姿が印象的ですが、「ブラックエプロン」というものもあり、より豊富な知識を蓄えた者にだけ与えられるエプロンで、全てのバリスタのコーヒーへの情熱の象徴になっているそうです。
「ブラックエプロン」を身に着けることができるようになるのは容易でないそうですが、スターバックスのパートナーさんたちは日夜「ブラックエプロン」を目指して努力しているそうです。
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こうした「グリーンエプロン」のようなミッションの原点にあった「店にいる誰もが知り合いのように言葉を交わす」きさくで親しみのある雰囲気を醸し出す装いもありですし、「ブラックエプロン」のように憧れの存在であるバリスタの情熱の象徴としての装いといった「想い」や「心」を形にしたユニフォームを着用すると、行動の目的がハッキリとして心のスイッチもONになって「居心地のよい場所を提供できるお店」として楽しくお仕事ができるようになるのではないでしょうか?
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by my-uni | 2012-11-10 15:45 | 伝わりますか?
日本の文化を紡ぐ
最近のニュースで農産物の値上が話題になっています。
繊維製品の主要な原料である「綿」も昨年から高騰し、一部の商品で値上げを余儀なくされているケースも出てきています。
デフレスパイラルの経済状況の中にあって商品価格が高騰する現象は矛盾しているようにも感じますが、原材料の問題だけではなく生産環境も値上げ要因の背景にありメーカーさんの苦悩も多いようです。

ところで、「綿」が日本に伝わったのは799年(延暦18年)に崑崙人(こんろんじん)が三河国に漂着し、綿種を伝えたといわれています。
三河国とは今の愛知県西尾市のことですが、その時には綿の栽培には失敗し、国産化に成功したのは室町時代になってからだそうです。
江戸時代に入ると綿作は盛んに行われるようになり、矢作川中下流域で特に盛んに行われるようになったそうです。
当時、綿は手作業で糸にしていたわけですが、「綿送り」という綿の種を取り除く作業を経て、「綿打ち」という弓で綿をほぐす作業をし、「糸つむぎ」という撚り子にした綿から糸を紡ぐ作業をして、「かせ上げ」という紡いだ糸をかせ上げるという大変手間のかかる効率の悪い方法で行われていました。
後に紡績機械が登場し効率的に糸ができるようになりますが、その機械は大変高価なものでした。
そうした中、登場してくるのが通称『ガラ紡』といわれる日本で発明された紡績法で、1873年(明治6年)に長野県出身の臥雲辰致(がうんときむね)が発明しました。

『ガラ紡』とはガラガラと音を立てて動くことからその名が付いたといわれています。
通常の紡績機械で行う基本作業は、「繊維を揃える」「繊維を引き伸ばす」「繊維に撚りをかける」「できた糸を巻き取る」という4つの工程があり、西洋式紡績ではこれらの作業を分割して行い、それぞれに機会を連結して作業をしていました。
それに対して『ガラ紡』は「繊維を引き伸ばす」以下の工程を1台の機械で行うことができ、簡便な構造で西洋式紡績に比べて安価なことから設備投資しやすく、農家の副業として広がって行ったそうです。
『ガラ紡』は全国に広がっていきましたが、中でも最も発展したのが、綿花の栽培が盛んに行われていた三河地区であったそうです。
1879年(明治12年)には手廻しで動かしていたガラ紡績機を水車を使って水の力で動かす水車紡績としたり、川の流れを利用して舟に紡績機械を積んだ舟紡績もあったそうです。

『ガラ紡』の糸は綿の繊維が自然に絡み合って紡がれているので、糸の太さが一様ではなく、適度な凹凸があるのが特徴になっています。
それが『ガラ紡』の風合いを醸し出しているわけですが、それだけでなく限りある資源を大切に使い環境への優しさにも配慮した側面もあるようです。

『ガラ紡』は明治20年代前半をピークに次第に衰退していきますが、それは品質や生産性に勝る西洋式紡績に太刀打ちできなかったことが要因となります。
そこで、洋式紡績工場から出る落綿(くず綿)を原料としてコストの安い綿糸を生産することで活路を見出していったそうです。
戦時中には繊維資源や原料が次第に不足してきたことから、昭和13年3月1日に「綿糸配給制度規則」
が施行され、これによって織物業者は割当票と引き換えでなければ綿糸を買えなかったそうです。
ところが、『ガラ紡』は紡績会社の落綿を原料にすることから「ガラ紡は綿糸にあらず」として統制外の糸として扱われたそうです。
敗戦後の衣料不足の時代には繊維の再生に優れた技術を持つ『ガラ紡』が再び見直され、資源不足に対応できる技術として注目されたそうです。
そうした、限りある資源を大切に使い環境への優しさにも配慮した側面を持つ『ガラ紡』で紡いだ糸で織られた布は、人にも環境にも優しい『和布(わぬの)』として和食や和菓子や和服や和紙のように日本独特の文化として語られているようです。

その『ガラ紡』で作られた製品をもっと多くの人に知ってもらおうと活躍している会社があります。
それはAnything(エニシング)という会社で【詳しくはこちらをご覧下さい⇒http://www.anything.ne.jp/index.html】、ご縁(エニシ)が次々とつながっていく(ing)仕事をしていきたいという思いからその社名が付けられたそうです。

Anythingさんのホームページにはこんな記述があります。
「我々エニシングは、今後、次の世代にも伝えていくべきものづくり、そして大切に残していかなければいけない、日本の心、スピリットをひとりでも多くの方に知ってもらいたい、そして次の世代へきちんと残していきたい、と思っています。
それが我々の役割じゃないか、と。
良いもの創って、世界のみなさんに見てもらい、使ってもらう。
そして、これを読んでいただいている皆さんと、ニッポンって楽しいぞ、と言える世の中になるといいなあ、と日々感じています。」
そうした高い志を持って日本の文化を伝えていこうとしているAnythingさんとコラボレーションして2011年新作ユニフォームの「帆前掛け」が登場して話題となっています。
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【詳しくはこちらをご覧下さい⇒http://www.arbe.co.jp
Anythingさんの志が広がり、居酒屋さんやパン屋さんやカフェなどの全国の飲食店で日本の伝統文化を感じていただける日が来るのも近いのかもしれませんね???
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by my-uni | 2011-02-22 20:07 | 伝わりますか?
“モノ”から“コト”への時代
 最近の消費動向を見ていると、「高額品が売れない」「安いだけの商品では売れない」という声を耳にすます。
 ただその反面、商品としての“モノ”ではなく、商品が生まれた背景や作られるまでの「想い」や「こだわり」を持つにいたった物語としての“コト”に焦点を当てて売上を伸ばしている商品もあります。

 2007年5月に経済産業省から『感性価値創造イニシアティブ』が発表されました。

 それによるとこんなコメントがされています。
 『経済産業省は、人口減少、少子高齢化の状況下にあっても経済・社会の活力ある発展を目指すために、感性という新たな着眼点からの価値軸(第四の価値軸)の提案を行う「感性価値創造イニシアティブ」を策定いたしました。
また、経済産業省では2010年度までを「感性価値創造イヤー」と定め、感性価値創造の実現に向けた様々な施策を重点的に行います。』


 これは、国が本気になって従来のモノづくりの価値基準である「性能」「信頼性」「価格」に加えて、『感性価値』を第四の価値軸として重要視していることの表れで、これからの日本のビジネスシーンに大きな影響を与えるものと感じています。

 『感性価値創造イニシアティブ』の前文の中で、甘利 明 経済産業大臣がこんなコメントをしています。
 『企業経営者の方々と話していると「いいものなのに売れない」という嘆きを聞く、地域にいろいろな伝統や歴史によって培われた「いいもの」はたくさんあるが、「いいけれども売れない」、これは従来の価値軸(性能・信頼性・価格)に即した「いいもの」の範疇でのみモノづくりをしているからではないか』
 そこで、「“いいもの”の価値を伝える」あるいは「“いいもの”の基準を変えてみる」ために必要となってくるのが第四の価値軸としての『感性価値』であると言っています。

 また、本文の中で『感性価値』でいう「いい商品、いいサービス」とはということについてこんなことを言っています。
 『素材など見えないところまでに及ぶ「こだわり」、ものに込めた「趣向」、「遊び」、「美意識」、新しい使い方やライフスタイルを提案する「コンセプト」、場合によっては「企業の価値観そのもの」が、技術、デザイン、信頼、機能、コスト等によって裏打ちされ、ストーリーやメッセージを持ったものとして可視化され(もの語り)、これが、生活者に、驚き、わくわく感、どきどき感、爽快感、充足感、信頼感、納得感、安らぎ、癒しなど「感動」や「共感」をもって受け止められる』

 これが正に商品としての“モノ”ではなく、「想い」や「こだわり」を持つにいたった物語としての“コト”に焦点を当てていくということだと思います。

 『感性価値創造イニシアティブ』の中で紹介されている、『感性価値』を伝えている会社の事例がありますが、いくつかの事例の中から特に興味を持ったのが、㈱大正紡績さんの事例です。

 ㈱大正紡績さんでは「インドや中国の僻地までいき枯葉剤を一切使わない栽培方法によるオーガニックコットンやカシミヤ山羊を求めていくなどの“どのようにして糸に巡り会ったか”を語り、素材の名前のいわれ(童話・民話など)の“もの語り”を語ることによって、自社の企業理念や素材へのこだわりを表現する」といっています。

 そうした『感性価値』の一つの事例として紹介されているのが、インドのTAMIL NADU州で栽培されている綿花スビンの糸を使用したマフラータオルの事例があります。
 ジャワ島遺跡で上演のラーマヤナ物語で主人公が着用した純白のサリーが絹のようであったが、実はそれが“スビン”であったことに感動してスビンで作った糸を『ラマヤーナ』と命名をしたそうです。

 その『ラマヤーナ』の糸を使ってマフラータオルを作り販売したある会社は、同様商品の3倍の価格にもかかわらず、2週間で完売したそうですが、それには製品(糸)の物語を書いたポップを付け、本製品が持つ感性価値を伝えることができたからだといっています。 この事例こそが、「“いいもの”の価値」を伝えた典型的な事例で、ただ商品を展示しているだけではその商品の感性価値は伝わらなかったのだと思います。

 『感性価値創造イニシアティブ』によると2009年は「感性価値創造イヤー」の中間点となり成果が問われる年となりますので、昨年よりも更に『感性価値』を伝えていく努力をコツコツと行っていきたいと思っています。

<こだわりの“オーガニックコットン”を使ったユニフォーム例>
『オーガニックコットンのイメージから“自然派”志向のカフェなどに人気のアイテムです。』
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by my-uni | 2009-01-10 13:24 | 伝わりますか?
メッセージTシャツ
 以前、レーザーレーサーの問題で水着にばかりに注目が集まっていたのを危惧して、北島康介選手が『泳ぐのは僕だ』というメッセージが入ったTシャツを着て無言の抗議したことがありました。
 また、最近では、福田首相が2008年9月1日の辞任表明をした記者会見の際に『自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです。』という発言が話題となり、その言葉がプリントされたTシャツが発売され話題になったこともありました。

 Tシャツにメッセージを書くことは、手軽で安価にできる伝達手段です。

 先日も、栄の街を歩いていたら証券会社への抗議のメッセージ文がプリントされたTシャツを着て歩いているおじさんを見かけましたが結構インパクトがありました。

 Tシャツに文字をプリントするというのは1950年代にアメリカの野球チームがチーム名や背番号をプリントしたTシャツを作ったり、大学では各学校の名前がプリントされたオリジナルTシャツを作ったりしていたそうですが、1960年代に入ると大手企業の看板として企業のロゴやマークがプリントされたTシャツが広がっていったそうです。

 それだけ古くからメッセージ入りのTシャツはあったわけですが、Tシャツにプリントする手法として、『シルクスクリーンプリント』と呼ばれるプリント手法が古くから一般的に使われています。
シルクスクリーンプリントは枠にスクリーンを張り、原稿を重ねて絵柄を焼付けて版を作成し、その版にインクをのせヘラを使ってインクを刷り込んでいくものです。
『シルクスクリーンプリント』は必ず版を作成する必要があることから、数量の少ない場合にはその版の型代が大きな負担になることもあります。

 大量に作成する場合は『シルクスクリーンプリント』は良いのですが、個人的に『メッセージTシャツ』を作りたいとか、少人数のグループで『メッセージTシャツ』を楽しむなら、『カッティング転写プリント』がお勧めです。

 カッティング転写プリントは、カッティングシートをプロッターでカットした後、不要な部分をカス取りし、それを熱圧着機で本体にプレスしてプリントします。
 製版する必要がありませんので型代がかからず1枚から経済的にプリントができます。
スポーツウエアには良く使われているプリント手法で、名前や背番号など個々に図柄の違うものや小ロットのプリントに適しています。

<カッティングの工程>
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<カス取りの工程>
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<プレスの工程>
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 また、『メッセージTシャツ』は自分で楽しむだけでなく、オリジナルメッセージをプリントして誰かにプレゼントしても面白いと思います。
「あなただけに私からのメッセージです」と口では恥ずかしくて言えないことも、『メッセージTシャツ』を通してなら大切な人に心のこもったメッセージを伝えられるかもしれません。

 でも、Tシャツの背中や胸など前面に大きくメッセージが書かれていると照れくさいという方には、内側の首の後ろ部分のところにプリントするのも一つのアイデアです。
着てしまうと分かりませんが、着る前にはさり気なくメッセージが書かれているので、チャンと相手に思いが届くはず。
 皆さんも世界に一つの思いを込めたメッセージTシャツを作ってみてはいかがでしょうか?

 ちなみに私はこんな『メッセージTシャツ』を作ってみました。
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『あきらめなければ夢はかなう』・・・・・高橋尚子さんがよく言っているの言葉です。頑張っている人の言葉は重みがあります。
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『Think Globally Act Locally』・・・・・地球のことを考えてできることからコツコツと!

いずれの言葉もココロに響くいい言葉だと思いませんか?(ひとり感動!)
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by my-uni | 2008-09-11 18:58 | 伝わりますか?
『本物の白衣』とは・・・・・
 先日、知り合いの人に「本物の白衣とは何のことだと思う?」と聴いてみました。

 そうするとこんな答えが返ってきました。

 『本物の白衣』とはコスプレ用のナース服でなく、本当の看護士さんが着る看護衣のことを言うの?」

 何となく答えを想像していたが、やはり直接聞くとちょっとショックを受けました。

 「白衣」というと病院の看護士さんのユニフォームを想像する方が多いようで、知人も「白衣というと病院用の白衣をイメージした」と言っていましたが、私の中で「白衣」というとレストランや飲食店の厨房で着られる「食品用の白衣」となり、それをイメージして話していましたのでその認識の違いにも意外性を感じてしまいました。

 実は、社内的には昨年の4月頃から厨房やホールでも着られる「シェフコート」のことを『本物の白衣』と言い続けていますが、ユニフォームを取り扱っているプロのスタッフでさえ『本物の白衣』といわれても最初はなかなか理解されませんでした。

「本物の白衣があるのなら偽物の白衣ってどんなの?」

「本物の白衣はどういうところが本物なの?」

「他のメーカーさんが出している白衣は本物じゃないの?」


 そんな質問も飛び交っていました。

 『本物』を国語辞書で引くと「偽りや見せかけのない本当のもの」とあります。

 また、和英辞書で『本物』を引くと real(真の) genuine(純正な) といった意味にもなります。

 そこで『本物』を私なりに解釈すると、『本物』の「本」には「本意」とか「本気」とか「本質」という言葉もありますので、それを自己の位置づけで考えて『自己をシッカリと主張して、他との対比をせずに自己の世界表現しているもの』ということがいえるのではないかと思います。

 また、「本」には「本格」とか「本職」とか「本場」という言葉もあり、それらは「プロフェッショナル」にも通じる言葉であると思います。

 プロフェッショナルな人たちが使うモノは、素人の人たちが使うモノと比べて、「精度」が求められたり「耐久性」が求められたり「質感」が求められたりするものです。

 ということは『本物』をモノとして捉えると、『プロフェッショナルな人たちが使うにふさわしい「本格的」なモノ』という意味になるのではないかと思います。

 そう言われてもなかなか『本物の白衣』のイメージがつかめない???

 そういう方のために『本物の白衣』を伝えていくメッセージをこんな風に考えてみました。

『本物の白衣は見えないところにもこだわっています』

『袖を通せばすぐわかる本物の白衣』

『本物の白衣は着心地で選ぶ』

『ヨーロッパの風を感じる洗練された上質な白衣』

『毎日洗濯するものだから耐久性にもこだわっています』

『プロフェッショナルな料理人のために開発された本物志向の白衣です』


どうですか?

『本物の白衣』着たくなってきましたか??? (^。-)-☆
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by my-uni | 2006-10-03 19:01 | 伝わりますか?
このメッセージ伝わりますか?
『外食産業フェア』では『MAGOMIを感じる空間』を表現するためにいつくかのポップを作り会場内に飾りました。
今日は、先週お伝えできなかった『思いを伝えるメッセージ』について少しお話したいと思います。

『MAGOMI』を表現するために4つのカラーゾーンを作ってそれぞれの色のイメージを商品の組み合わせで表現しました。
フェア前の事前のディスカッションではいろいろな色の提案がされていましたが、最終的に『黒』『赤』『茶』『緑』の4色と補助色として『白』に集約することになりました。

その理由としては、以下のようなことです。

『黒』は無彩色で何色にも染まらないことから中立的なイメージを持っています。
また、光を反射しないため視覚的には引き締まって見えるのも特徴です。
「和」のイメージで言えば「墨」や「黒豆」など、どことなく質素なイメージがあります。
「洋」のイメージで言えば「フォーマルウエア」や「黒トリフ」というように風格のあるイメージがあります。
『黒』というとダークなイメージもありますが、金運をはじめとして、運をため込むパワー持っている色で運気が上昇している時に着ることで好調さを保つ働きがあるといわれています。
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『赤』 は暖色系の色で情熱や活気といったイメージを持っていて「明るい」の「明(あか)」と語源が一緒だそうです。
「和」のイメージで言えば「紅」と捉えたほうがしっくりくると思いますが、漆の赤や日の丸の赤に見られるように日本の伝統を表している色のひとつです。
また、風水では「東に赤いものを置くと仕事運がよくなる」ともいわれています。
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『茶』 は赤と黒の中間色で木や土をイメージし、大地を象徴する色です。
『茶』には物事を安定させるパワーがあり、人との和をもたらしてくれるといわれています。
余談ですが、『茶』といえば、お茶を連想しますが、日本茶は一般的に緑茶で緑色になってしまいます
が、紅茶やウーロン茶は確かに茶色をしています。
最近では血圧や血糖値の低下また悪玉コレステロールを減らすカテキンが多く含まれていることから健康志向ブームに乗ってお茶が注目されています。
カテキンは実は日本語で「勝て、菌に」という言葉から「カテキン」と命名されたと言われています。お茶の葉はもともと緑色ですが、ウーロン茶や紅茶はこの「カテキン」が製造過程で酸化されて別の物質に変化することなどで、それぞれのお茶の色になります。つまり、緑茶と他のお茶との違いは、緑茶には酸化されていないカテキンが豊富に含まれている点にあるそうです。
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『緑』 は寒色系の色で植物の葉をイメージし、安全・安心・調和といった意味も持っています。
緑の波長には、脳の興奮を鎮める働きがあり、緑を見ることで目が休まり、頭が静まります。
青々と多い茂る植物の色で自然のパワーを秘めいるため、家の中の気を安定させ、心と体をいやしてくれる効果もあるそうです。
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そして、4つのカラーに加えてもうひとつ『MAGOMI』に欠かせないのが、『白』です。
今回は、あえて白だけをクローズアップしませんでしたが、他の色との組み合わせも良く合い、何よりも清潔感をアッピールするにはうってつけの色です。
『白』は無から有を生み出す色で、過去をリセットして新しい事を始める時、気分一新する時などに力を発揮するといわれています。
他の色と組み合わせればその色が持っているパワーを増大させる効果もありますので、補助色として最適な色です。

このようなことを念頭に置きながら『黒』『赤』『茶』『緑』の4色のカラーゾーン毎に、商品の組み合わせで『MAGOMI』を表現してみましたが、やはりこうした思いをメッセージにして伝えるのは難しいですね!
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by my-uni | 2005-11-14 18:04 | 伝わりますか?
外食産業フェア最終日
 外食産業フェア最終日の今日は、朝から曇り空でしたが、開催時間中は何とか雨も降らず、天気予報どおり18時ごろからの雨で助かりました。

 今日は、少しお天気が悪い影響もあってか初日と2日目よりは来場者数が少ないようでしたが、マツヤマのブースには今日も大勢のお客様がご来場いただきました。
 この3日間にマツヤマのブースにご来場いただきたお客様は大勢お見えになりましたが、お名前をご記入いただいた方だけでも204名にもなり盛況のうちに無事終了することができました。
 また、ご来場いただきました多くの方々から励ましのお言葉や今後の商品開発に役立つ多くのご意見をいただきました。
 この場をお借りして御礼申し上げます。
『本当にありがとうございました。』

さて、最終日の今日は今回の外食産業フェア期間中、特に注目を集めた商品と注目を集めたメッセージを紹介します。

今回のフェア期間中特に注目を集めた商品はこれです。
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商品単体というよりも商品の組み合わせが良かったようで、多くの方からお話をいただきましたが、中には「洋風のレストランで使うユニフォームにこの和のテイストが入った組み合わせは面白い。」といっていただけるお客様もお見えになりました。

今回、いろいろと考えてポップを作りましたが、中でも注目を集めたのはメッセージというよりも単純な一言でした。

それが、このネームプレートに書かれた『新商品』の一言で、これをスタッフが付けていたところが良かったのかこの一言でご注文をいただきました。
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拡大するとこうなります。
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『スタッフ一同、感謝、感謝の3日間でした。』
『ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。』
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by my-uni | 2005-11-11 20:16 | 伝わりますか?