ユニフォーム屋が見聞きした世の中の出来事やユニフォーム屋が語るよもやま話やユニフォーム屋だからやっぱりユニフォームに関する話題を気ままに語っています。
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引き算の文化
 先日、日本茶インストラクター「前田冨佐男」さんのセミナーを聞いてきました。

 一言で『お茶』と言っても奥の深いもので、『お茶』に対する思い込みがあったり、ソーとは知らなかった意外な一面を発見するなど、日頃何気なく飲んでいる『お茶』を改めて見つめなおすことができました。

 講師の前田さんはとても話がお上手で、ただ薀蓄を語るだけでなく、「お茶クイズ」を交えたり、手作りのグラフなどの資料を活用したり、また所々で散りばめられるオヤジギャグに苦笑しながらも楽しく『お茶』について学ぶことができました。

 その中でも強く印象に残ったのは、「日本茶が以外にケーキと相性がいい」と言うことです。
 日本茶に合うのはおせんべいや和菓子のあっさりしたもので、ケーキのような味の濃いデザートには合わないのではないかと最初は思っていました。
 また、ケーキと言えば、「コーヒー or 紅茶」と合わせていただくものと、何の疑問も持たずに当たり前のように思っていました。
 でも、チョコレートやモンブランのように味のシッカリしたケーキには『深蒸し煎茶』がピッタリの相性であることを実際にケーキと『深蒸し煎茶』と一緒にいただいてみて実感しました。

 ここでポイントとなってくるのは「浅蒸し」のお茶ではなく深蒸しのお茶であると言うことで深蒸しの方がコクとまろやかな甘みに仕立てられるからだそうで、一方の「浅蒸し」の方はお茶本来の香りが残りあっさりした飲み口で和菓子に合うのだそうです。

 そしてもう一つ、「深い薀蓄が聞けたなー」と感じたことがありました。
 それは、暑いお湯でお茶を入れると苦味や渋みが多くなるのだそうですが、それはお茶に含まれる「カテキン」や「カフェイン」によるもので、80℃を超えるとそれらが一気に溶け出すからだそうです。
 また、お茶には「テアニン」という成分も入っていて、これは甘みを感じる成分だそうで、温度に関係なくぬるま湯でもこの成分は溶け出すそうです。
 ですから、苦味や渋みを抑え甘みを感じるお茶を飲みたければ、少し湯冷まししたお湯でお茶を入れれば「カテキン」や「カフェイン」の成分が抑えられ「テアニン」だけがシッカリと出て甘いお茶になるのだそうです。
 また、急須でお茶を入れる場合には最後の方にうまみ成分が詰まっているので、最後の一振りまでシッカリと搾り出して入れるとよいという事も合わせて聞きました。

 さて、ココからが「深い薀蓄だなー」と感心したところなのですが、そうしたお茶のうまみを感じるのは世界的に見ても日本人ぐらいなのだそうです。

 多くの国ではお茶にミルクや砂糖を入れて飲む習慣がありますが、これはあるものに『加える文化』であるのに対して、日本では「カテキン」や「カフェイン」を抑えて「テアニン」のうまみだけを引き出して楽しむというように、あるものから『引く文化』を持っていると言っていました。

 これはお茶に限らず料理にも「出汁を引く」という言い方をすることからも日本には独特の文化があります。
 欧米の料理はソースの味を楽しむのに対して日本料理は素材本来の味を引き出すとも言われますが、今、欧米の三ツ星レストランのシェフたちが「昆布」や「鰹節」の出汁を取り入れて日本の『引く文化』を学んでいるのだそうです。

 その昔にココシャネルが、飾りが多くごちゃごちゃした装飾品がいっぱい付いたものや、女性の体を不自然に締め付けるデザインに矛盾を感じ、「着飾ることによってではなく、シンプルによって引き出される美」「足していくことではなく、引いていくことで見つけられる美」を追求していったように、今改めて『引き算の文化』が見直されているように感じる今日この頃であります。
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by my-uni | 2007-04-14 17:04 | ひとり言