ユニフォーム屋が見聞きした世の中の出来事やユニフォーム屋が語るよもやま話やユニフォーム屋だからやっぱりユニフォームに関する話題を気ままに語っています。
by my-uni
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イマドキの縫製産業事情
 1980年代に急速に進んだ円高によって日本から中国に「モノづくり」の手が移り「産業の空洞化」が深刻な問題になった時期がありました。
 市場原理から言うと、コスト追求の観点から、より工賃の安い国に生産をスライドしていくのは必然的な流れです。
 ただ、オリンピックや万博に沸く中国でもバブル経済が始まり工賃が高騰しており、その影響でより安い賃金を求めて他の国へと生産拠点を移行する動きがあります。
 その一つの選択肢にベトナムがあったわけですが、そのベトナムでも、近年では賃金がうなぎのぼりに高騰しているようで、日本の縫製産業もより安い賃金を求めて、ここ1~2年の動きとしてはミャンマー(ビルマ)に注目しているようです。

 その注目度の高いミャンマーの縫製工場を視察に行ってきました。

 発展途上の国においては、マンパワーの豊富さを活かした「労働集約産業」から発展していくという構図がありますが、ミャンマーはその典型的な流れを汲んでいて、1990年代の後半からミャンマーの縫製産業は急成長をしてきているそうです。
 ただ、順風満帆に成長を続けてきたわけではなく、紆余曲折を経て今日に至っているそうですが、中でも欧米を中心に縫製を始めてしばらくした2001年に「人権・民主化問題」が注目を集めるにつれて経済制裁の動きが活発となっていき、2003年7月にはアメリカがミャンマー製品の全面輸入禁止という経済制裁を発動してからは大きく輸出が落ち込んだそうです。
 しかし、2006年に入りEU向けが回復して、日本や韓国などのアジア向けが伸びてきてからは、輸出が上向きに推移しているそうです。

 豊富で賃金が安く良質な労働力のあるミャンマーですが、まだまだ問題も多くあるようで、その一つがインフラの整備が十分でないところにあります。
ミャンマーでは電力事情がとても悪いそうで、頻繁に停電が起こるそうでなのですが、縫製中に突然電気が止まってしまっては仕事にならないので、縫製工場では自家発電を併用しているそうです。
 その自家発電のエネルギー源となるものは石油ですが、その石油は今高騰を続けている現状があります。
 ミャンマーでは政府の政策により国が石油価格を一部負担してきたそうですが、その負担にも限界が来て、今年の8月15日に突然、一挙に5倍に価格を引き上げたそうです。
 その石油の高騰は工場の運営にも影響を与えているようで、(視察にいった工場ではそういうことはありませんでしたが、)いくつかの縫製工場では、石油高騰のあおりを受けて、賃金を抑える動きがあり、それによりストライキが起こっているところもあるそうです。

 軍事政権下のミャンマーでこのような動きがあると、なんだか物騒な印象を持つかもしれませんが、国民性はとても温和で、合う人合う人が皆人懐っこく、いつもニコニコしている人達ばかりで、「微笑みの国」と言われる所以が、訪れてみて実感できました。([注]縫製しているときは真剣なまなざしでした)
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 また、ミャンマーの人は「ロンジー」と呼ばれる腰巻状のものをはいていて、この服装が民族性をとてもよく現していて癒しを感じさせるものです。
 「ロンジー」は腰回りの2~3倍の長さの布を筒状にして縫い合わせたもので、筒の中に体を入れて余った部分を前に寄せてウエストの中央でねじり、内側に捻りこんでおくというもので、そのねじった布がお腹のところでポコッと膨れていてとても印象的な服装です。

 「ロンジー」を服として見た場合、「ものすごくたくさんの生地を使うので、用尺がかかってコスト高になるな~」と考えてしまいますが、それも「ゆとり」というか「おおらかさ」を感じさせる国民性を表しているのかもしれませんね。
 「ロンジー」をはいた人を見ていると、あぐらをかいて座っていたり、結構激しい運動をしたりしていましたが、紐で結ぶということをしなくてもずり落ちてこないのが不思議な気がしました。
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 今回、ミャンマーは初めて訪れた国でしたが、「もう一度行ってみたい」と感じる国の一つとなりました。
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by my-uni | 2007-09-14 11:28 | ユニフォームのこと