ユニフォーム屋が見聞きした世の中の出来事やユニフォーム屋が語るよもやま話やユニフォーム屋だからやっぱりユニフォームに関する話題を気ままに語っています。
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バイアスの深イイ話
 バイアス(bias)を辞書で引くと「傾向・斜線・偏見」とあります。

 服飾用語でいうと「生地を斜めにカットしたもの」をいい、服にアクセントを持たすための部分使いの切替しやドレープ性や伸縮性を持たせるために斜め45度に裁断した生地(バイアスカット)だったり、バイアスカットした生地をテープにしたもの(バイアステープ)のことをいます。
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 バイアスは、伸縮性があるために体にフィットしたデザインや、運動量の必要な部分に使われています。
 バイアスカットする生地は通常は伸縮性のある生地を使いますが、それは生地に復元性があり、生地が斜めによじれても元に戻る性質があるためで、もし伸縮性の無い綿100%などの生地でバイアスカットしてしまうと洗濯をしたときに生地が斜め方向に収縮してそれが復元されないために製品によじれが生じてしまう問題が起こります。
 バイアステープを使うのも同じような理由で、曲線を縫製する場合にはテープ自体が伸縮するバイヤステープにすると縫いやすくなります。
 また、あえて伸ばしたくない部分にはストレートテープを使用する場合もあります。
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 その“バイアス”の伸縮する特性を生かして『バイアスカット』を発明したとされる人物で、20世紀初頭に女性の美しいラインを見せる服を作り出し、パリのクチュール界に革命をもたらしたとされる“マドレーヌ・ヴィオネ(Madelaine Vionnet)”の言葉にこんな名言が残されています。

『クチュリエとは幾何学者であるべきだと思います。
なぜかというと、人間の体は幾何学的な形をしているので、
それに布地を関連づけなければならないからです。

女性が笑うとき、そのドレスも笑うように作らなければ


 ヴィオネは、“バイアスカット”の発明者であると同時に、“ドレーピング=立体裁断”の祖とも言われています。
 ヴィオネは服をデザインするときに木の人形に布をあてて、ドレーピングしながら形を作っていったそうですが、正にその行為は幾何学者そのものであったわけです。

 バイアスカットを使用することで、服が身体にしなやかに巻きつき、身体の形状が強調され、“女性の美”が引き立つようになった。
 そして『女性が笑うとき、そのドレスも笑うように作らなければ』
という名言につながっていくわけです。

とても“深イイ話”ですね・・・・・・
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by my-uni | 2009-05-14 21:20 | ユニフォームのこと