ユニフォーム屋が見聞きした世の中の出来事やユニフォーム屋が語るよもやま話やユニフォーム屋だからやっぱりユニフォームに関する話題を気ままに語っています。
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ユニフォーム的ダイバーシティ活用術
2010年10月に名古屋でCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が開催され「生物多様性」のキーワードが話題を呼び、生態系への関心も高まりました。

「生物多様性」は英語で【biodiversity】と言いますが、今回はその中の【Diversity(ダイバーシティ)】というキーワードに着目したいと思います。

【Diversity(ダイバーシティ)】とは直訳すれば「多様性」になりますが、その【diversity(ダイバーシティ)】は今、企業の人事労務管理で注目のキーワードとなっています。

モノからコトの消費へと市場が変化する中で、個別化・多様化したニーズに消費のスタイルが変わってきていますが、その個別化・多様化したニーズに対応するためにダイバーシティの多様な人材を有効的に活用する考え方が広まってきています。

「ダイバーシティ・マネジメント」という言葉がありますが、それは1990年代以降アメリカを中心として脚光を浴びるようになったものです。
「ダイバーシティ・マネジメント」とはジェンダー・国籍・年齢・などの多様な属性や価値観を活用してビジネス環境の変化に迅速かつ柔軟に対応し、企業の競争力を強化しようとするものです。

多民族国家のアメリカならではの考え方ではありますが、日本でも経営のグローバル化が進むにつれて、そうした考え方を導入する企業が増えてきているといわれています。

ただ多民族国家ではない日本では「ダイバーシティ・マネジメント」を女性の活用として狭義の意味で捉える場合が多いようですが、女性ならではの感性を活かした接客などの対応や企業のマーケッティングや商品開発につなげていく動きも出てきているようです。

例えば、商品を製造するメーカーさんでの研究開発の分野はもとより、男性中心であった建築現場でも女性が活躍するようになってきたり、厨房の調理現場でも女性の活用を積極的に進める動きも多くなっていています。
また、医療や介護施設といった看護や介護をする現場では女性が多い中に男性が進出する動きもあったり、介護労働の人材不足が深刻化する中で、外国人労働者が注目を集めたりもしています。

そうしたダイバーシティの動きに伴ってユニフォームの使い方も変化してきているような気がします。

元々「ダイバーシティ・マネジメント」の目的は、組織やチームのパフォーマンスを高めるところにありますので、それぞれのポジションでその存在意義をアピールし、そのポジションでの『らしさ』を表現するツールとしてユニフォームを活用することで、それぞれの役割が明確になり『らしさ』を演じる個々のパフォーマンスも高まっていくのではないかと思います。

ユニフォームは統一された単一(UNI)の形式(FORM)という意味になりますので、皆が同じものを着用しなければならないように捉えられがちですが、その人の役割や仕事内容やポジションによっても変わってもいいのではないでしょうか?

その典型的な例が、ディズニーランドの世界で、それぞれのアトラクションでその世界観を表現するツールとしてユニフォームを活用しています。
また、以前からホテルの業界でも役割を明確に分けて、その役割を表現するツールとして職種ごとに異なるユニフォームを着用していす。
ホテルの入口でお出迎えする「ドアマン」やお客様を部屋までご案内する「ベル」やホテルの顔としてカウンターで接客を行う「フロントマン」やお客様の要望や相談に親身になって対応する「コンシェルジュ」、また、レストランの飲食部門では、ウエイター・ウエイトレス・ソムリエ・バーテンダー、また、調理部門ではコックさんや料理長など、多様な職種や役割によってそれぞれの『らしさ』を表現するユニフォームを着用しています。


ディズニーランドのキャストの皆さんを見ていると分かりますが、それぞれのユニフォームに身を包むとその役柄になりきってパフォーマンスしています。
「世界中でもっともすばらしい場所を夢見て、想像することはできる。設計し、建設することもできるだろう。しかし、その夢を実現するのは人である。」というウォルト・ディズニーの言葉にもあるようにディズニーランドでは「人」に基軸を置いた経営をして、ゲストをお迎えするスタッフは「キャスト(役者)」としてその役割を演じているわけです。
直接ゲストと接するキャストだけでなく、影から支えるキャストの皆さんの多様性に富んだ役割をミックスして全体のパフォーマンスを高めていっているところが、正に「人」にフォーカスした「ダイバーシティ・マネジメント」の姿ではないかと思います。

そうした多様性に富んだ環境の中では、そこで着用されるユニフォームも画一的な万人受けするスタイルからダイバーシティの個々の特性を活用するという要素を取り入れた、それぞれの役割を演出する個性的なスタイルへと変化しているのではないかと感じています。
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その現象の一つとして、ある清掃業の例を挙げると、清掃業務を異なった場所で行う場合に、その場所や環境に合わせてユニフォームを変えてお仕事をされています。
通常なら、会社の統一したイメージを出すために異なる作業現場であっても同じユニフォームを着用するケースが多いと思いますが、その現場に合わせてユニフォームを変えるということは、その作業現場で清掃というパフォーマンスをする上で周りの環境に溶け込んでいるかを考えて、ディズニーランドでのカストーディアルキャスト(清掃のお仕事)や他のキャスト達のそれぞれのポジションに合った装いをしているように、その現場でその装いをして「どんなふうに見られているのか」を重視して多様な環境の中に適合する装いをしています。

「ダイバーシティ・マネジメント」では多様な人材を企業の競争力を強化する目的で活用していますが、それぞれに担う多様な役割を演じるための演出効果として、そのポジションでの『らしさ』を演出するユニフォームを着用することでパフォーマンスの向上が期待できることから、ユニフォームを多様な環境に合わせて変化させるという選択肢はアリではないかと思いますが、皆さんはどう感じますでしょうか?
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by my-uni | 2010-12-18 14:22 | ユニフォームのこと